みんな!シースーマンだよ!


今日はトライアスロンで、福岡に遠征!

レースに備えて便利な博多駅近くに宿を取ったのに、JR鹿児島本線で大至急逆行して大野城へ!

お目当ては、ここ菊鮨!!!

鮨ねーさん「福岡市内よりもむしろここ!」おオススメされて遠路遥々単独潜入だよ!

看板には菊寿司って書いてあるけど正式な店名は菊鮨!

スーパー気になった割にアッサリ聞き忘れたので、理由や経緯は不明や!

東京から1人でノコノコやってきた変態シースーマンに、大将はど真ん前の特等席を用意していてくれたよ!

わーい!あるたーーす!

ルービーがうまーーーーーい!!!

するとのっけから見たことのない感じのやーつ!!

タコの上に乗ったこの緑は…?

どうやら、すりおろしたオクラに、下に敷いてあるのは梅の醤油とのこと!

長旅の疲れと暑さを吹き飛ばす夏らしいサッパリおつまみ!!

いきなり、ハートを鷲掴まれたよ!

鷲掴まれついでに、大至急ジャパーン!!

地元福岡は糸島の、田中六五!

迎え撃つはブラアー乗りまくり銚子の釣りキンメ!!

ダイコン、キュウリ、ミョウガの千切りがこれまた夏らしさを演出しているよ!

続く五島の一本釣りイサキブラアーまみれ!!!

炙った皮目にたっぷりのゴマで香ばし固めにしつつ、サッパリとしたとろみのある餡にネギが香って、他では食べたことのない味わいだよ!

これも暑い夏に似合う料理!


イワシ、ダイコン、味噌という組み合わせは群れごと食べたくなる逸品!!

箸休めにはキュウリの浅漬け!

上から漬け汁で湿らせてくれる姿は好感度の塊だよ!!

大分の鱧に秋田のじゅん菜がジョインしたお椀は、ほんのり柚子が香る優しいお味!

またしても夏らしさーー!!

そろそろ焼き物かなと思いきや、揚げ物!

桜海老のかき揚げには鬼おろしを合わせてブラアーを消し去る工夫!

脂を他の味覚で引き算していくのが本当に上手なお店だよ!

そして写真だとかなり分かりにくいけど、のどぐろの蒸し鮨!!

熱々の蒸し鮨は、のどぐろのブラアーが赤酢シャリに落ちて絶妙なバランス!!

湯気まで美味しい逸品!!

いよいよ握りがスタートとのことなので、念のためここでネクストジャパーン!!

田中六五からの、横山50!

壱岐で焼酎をつくっている酒蔵が、東洋美人で修行してつくった日本酒なんだって!

てことで受け入れ態勢万全で握りを待ち受けるよ!

まずは1週間寝かせたというアオリイカ!

ねっとーーーり!!!

お次は昆布締めにしたアマダイ!

うんまいアジは、対馬から!!

昆布出汁で締めて握る前に酢にくぐらせたキス東京ではなかなか食べられないやーーつ!!

直後に来た濃厚エロ系のコイツは、1週間寝かせたあとにヅケにしたハガツオ!!

ハガツオは、ヅケ向き!!

王道のマグロトロは、境港から!

しっかり締めのコハダにはハガツオ辺りから握り替えていた赤酢シャリで、パンチのある仕上がりに!

低温で火入れしたホタテ!

程よく寝かせた凝縮感!

赤出汁フィナーレを迎える寂しさをちょいと味わったら…

唐津産の赤ウニはフワッと握って手渡しで!

溶けてなくなる甘ーーーーーーーーい!!!

車海老は切った先端を中に仕込んで!

ハマグリフワリと握られて、解けたシャリが咀嚼中のタネに絡みつくような構造!

握りラストのアナゴは、フワとろ蒸しにサラリとしたツメで消える、余韻が美しい逸品!!!

と、赤出汁後のフンワリ系怒涛のラッシュにうっとりしたら…

キリッと冷えたデザートのような玉でおしまい!!!


全体を通して旬の魚という以上に夏を感じる、季節感が強く心地の良いお鮨だったよ!

大将の瀬口祐介さんは先代から引き継いで3年目という、新進気鋭のエネルギーに満ち溢れた好青年!

その経歴は、いきなりミシュラン二つ星飛ぶ鳥を落とす勢いの東麻布 天本の天本正通大将と同じく博多の老舗、高玉で修業をした後は、なんとモナコに渡って五ツ星ホテルの副料理長・鮨の指導者として腕をふるったという異色すぎるもの!

王家の結婚式に、ジョエル・ロブションやアラン・デュカスと共に鮨を提供したっていうのけ反るエピソードを持っているってとこも話題性抜群!

この先、東京や世界各国のイベントで名を馳せてほしい、そんな応援したくなる素敵なお鮨だったよ!

福岡で鮨を食べるならちょっと遠出してでも行く価値ありまくりだと思うので、みんなもレッツチャレンジ!



菊鮨寿司 / 大野城駅白木原駅
夜総合点★★★★ 4.7