みんな!カレーマンだよ!

今日もカレーそっちのけでシースーをたべるよ!

…てなことは無く実はカレーは結構たべてるんだけど、ランチに近場の同じ店に行くことがほとんどなので、なかなか表沙汰にはならないんや!

てことで本日は鮨好きならば知らない人はいない名店中の名店、すし匠!!

大将の中澤さん都内最高峰、即ち日本最高峰、てことは間違いなく世界最高峰の鮨職人と言われながら、創業から26年目にして何とハワイに新店をオープンしてゼロからの勝負に打って出たという老いて尚チャレンジ精神を失わない生粋の職人肌!

その重たすぎるとも言える栄光の歴史と伝統の跡を継いだ勝又啓太大将は今年33歳になるという若さながら、早くもすし匠総本山の大将を張るに相応しいと評判の、天才肌の若手鮨職人の筆頭格だよ!

てことで、初の新生すし匠、よろしくおなしゃーーーす!!!

と、思いきや!!!

あ、あれ?!

中澤さん…?!



だーーー!!!

ここはワイハやーーー!!!!!



てことでやって来ましたすし匠ホノルル!

よろしくおなしゃーーーす!!!


基本的に日本から入る魚は極力使わず


「もう一度、まったく違う環境に身を置いて自分に何ができるのかを試す」


という信念で鮨を提供するというすし匠ホノルル!

ハワイやアメリカ本土の素材でコースを構成していっているらしいよ!

はー、楽しみすぎーーる!!

まずはワシントン州のオイスター!!

小ぶりでミルキー!!

日本のオイスターバーでもたまに見かけるやつだよ!!

ガリは生姜ではなく椰子の芯を使ってもどきを作成!!

こ、これはいきなり面白すぎる展開だよ!!

続くおつまみは、すし匠風のポキ!

ポキ(ポケ)は、生魚の切り身を使ったハワイ料理だよ!

マカダミアン醤油を使った海マスバナナの葉で燻したキングサーモン、そしてハワイでもおなじみのアヒ(キハダマグロ)という聞いているだけで楽しくなってしまう心踊る一皿!

東京の鮨屋にいるような安定感を感じつつ、新しい風をビュンビュン感じる不思議な感覚に陥るよ!!

ロスのヤリイカイカめし風に!!

そしてシアトルのミルガイに地元ハワイはオアフ島産のクレソンをおひたし風に!!

さすが地元産なだけあって、フレッシュなクレソンの香りがたまらないよ!!

続いては握り!!

ツマミの合間を縫って握りが出てくるすし匠スタイルはロンモチでここハワイでも継承!!

てことでコイツは、ロスの小鯛をおぼろ締めしたものだよ!!

続いてはハプープというハワイの深海魚!

ハタ科のハワイ固有種ってことらしいので、まさにここでしか食べられない世界唯一のツマミだよ!

弾力があって、ウマーーーー!!!

続いてはオノという魚!

サワラとマスの間のような感じで、柔らかくて甘い美味しい食べたことのない味!!

ちなみに同僚のオノくんは不用意な発言で物議を醸してしまったけど、割といいヤツだったよ!

お次はミルガイのレバ刺し!

ミルガイの肝ってことみたいだけど、これまた食べたことのない味!

日本でもやればいいのに!

こちらはハワイの郷土料理、ラウラウすし匠風に!!

ラウラウとはタロイモをティの葉で包んで蒸し焼きにしたもので、こちらはサーモンとオパ(アカマンボウ)を使ったもの!!

ここで赤身のヅケ!

やけにうんまいと思いきや、マグロだけ大間産とのこと!

やっぱりどうしてもこれだけは地元の魚では代えが利かないみたいだよ!

ビバ!ジャパン!!

続いてはロブスターの紹興酒漬け!!

酔っ払い海老をイメージしているよ!

日本でも大当たりだったイワシは、サンディエゴでもホームラン級!!!

磯辺巻き、ウマーーーー!!!

中トロは言わずもがなの美味しさ!!

海外で改めて感じる日本の魚の素晴らしさ!!!

んー、これは国の宝だよ!

箸休めの一皿は、地元のトウモロコシであるカフクコーンのすり流しをモロカイ島の塩で食べるというもの!

コーンの自然な優しい甘さ塩のミネラル感がたまらーーん!!

こちらはその昔ハワイでは王族しか食べられなかった魚、モイ!!

それを2週間発酵させて飯寿司にしたものだよ!!

穏やかな発酵の香りと米の甘みが引き立つ逸品!!!

これが今日イチに違いない!!!

ちなみにハワイのキュウリも麹漬けになって出てきたよ!

んー、楽しい!楽しい!

最近世界的に話題のフィンガーライムを添えたオパ(アカマンボウ)は、酒粕と味噌に漬けて焼いたというもの!

フィンガーライムのプチプチ感がたまらーーーん!!!

自宅の庭で栽培したいと思いつつ、そもそも庭がないことに気がついてどんよりしたよ!

3つめのマグロはロンモチで大トロで来るかと思いきや、2週間氷温熟成させた中トロ!

さっきのとだいぶ味わいがちがーーーう!!!

カニもロンモチで北米大陸から!

カナダ産の、ダンジネスクラブ!!

どんどん日本から遠く離れて行ってるよ!

続いては青森は八戸の郷土料理「いちご煮」をアレンジしたいちご蒸し!!

サンタバーバラのウニに地元ハワイ島産のアワビを使用!

そしてキターーーー!!!

音に聞くすし匠のフラッグシップおはぎ!!!

マグロの中落ち皮ぎしのブラアー、そこにたくあんマウイオニオン、さらにマカダミアンナッツというファンタジスタすぎる組み合わせ!!!

もはや理解が追いつかないけどうまーーーーーい!!!

あ!

これはSNSで何度か目にしてたやつだよ!

ロスのあん肝に、スイカの奈良漬けを合わせたものなんだって!!

中澤さんの頭の中は、どーなってるの?!

おおっ!

これはいぶりがっこチーズ!!

かと思いきや、チーズじゃなくて3ヶ月間白シャリを発酵させたチーズもどき!

略してシャリチー!!!

結びに江戸前らしくかんぴょう巻きかと思いきや、これまたかんぴょうではなくハワイ産の青パパイヤを干してかんぴょうぽく作ったものなんだって!

変態すぎーーーる!!!



さてさて、ここからは追加発注ターーイム!

まだ食べてないやつがゴロゴロいるけど、心の赴くままに発注するよ!

まずは最長で500年生きるやつまでいるという出世貝の、チェリーストーンクラム!!

500年前っていったら、これからようやく戦国時代ってくらいの時だよ!

武田家で言えば、信玄じゃなくて信虎全盛の時代や!

コイツも下手したら明治とか江戸とか、そんな可能性もあるんじゃないかという話もあるとかないとか。

続いては松前漬け!

サンタバーバラのウニと、ホワイトサーモンなんですって!

もうたいがいのことではビビらなくなってきたけど、裏を返せば理解不能で思考停止状態とも言うよ!

どこの何を使おうが一流の職人が魂込めてつくったものは、うんまい!!!

こちらはお隣さんからの釣られ発注で食べた炙りトロ!

とろけるーーー!!!

炙りは邪道って言う人もいるけど、カレーマンは好きだよ!

ラストにボストンの煮ホタテ!!

アメリカ横断や!

玉子焼きは、干したアオヤギで取った出汁でつくっただし巻き卵と、甘エビとハワイのタロイモを使ったやーーつ!!!

最後まで容赦なく手を抜かない!!!

お吸い物は、アヒ!

マンゴーシャーベットでサッパリして、ごちそうさまーーー!!!


すし匠がハワイに移転するニュースを2015年に聞いたときは変な色眼鏡で見てしまっていたけど、そんな自分を激しく恥じるディープインパクトすぎる最高のお鮨!!

次の時代に向けた新しい可能性を切り拓くような、魂と熟練の技のこめられまくったチャレンジングなシースーだったよ!

いやー、こりゃ参った!!!

大至急次回の予約を取って帰ったので、しれっと有給休暇取得や!